平昌オリンピックが大熱狂ですね。私もスポーツは大好きで、オリンピック・パラリンピックは夏・冬ともに、なるべく観れるだけの競技を観戦しています。
2月16日に行われたフィギュアスケート男子ショートプログラム、私は仕事をこっそりサボってテレビで観戦していました。皆さんと同じく、私も羽生結弦選手の大ファンです。
努力を重ね、かつ結果を残す。アスリートの鑑のような存在です。ハイレベルな演技と試合後の柔和な表情など、一言で魅力を表せない素晴らしい人物だと思います。
羽生結弦選手は、2017年11月の公式練習で大きな怪我をしました。その後、公式の場に現れることなくオリンピックは開会し、自身の試合の数日前に平昌入りしました。
怪我から復帰後の公式戦一発目が、オリンピック。プレッシャーはどれほどのものなのか、私には想像もつきません。多くのファンが怪我を心配するなかの、羽生選手のショートプログラム。
周囲の期待を一蹴する完璧なパフォーマンスで恒例のプーさんシャワーを振らせ、ショートプログラムを首位で終えました。
>>五輪フィギュア羽生111.68点で首位 男子SP(毎日新聞)
演技終了後、リンクから退場した羽生選手とブライアン・オーサーコーチのやり取りで、
コーチ “Amazing!(アメイジング!)”
羽生“Coming back(カミングバック)”
という会話がありました。
「復活」というより、「(感覚が)戻ってきている」というニュアンスなのではないかと思います。
どこか怪我の不安を感じていたけれど、ちゃんと滑れて良かったという安堵感があったのではないでしょうか。
今回の一言英会話では、混乱しやすい“come back" と “go back” について、説明したいと思います。
come back、go back はともに、「帰ってくる(戻ってくる)」という表現になります。
しかし、come と go の違いがあるように、この2つの表現のニュアンスも異なります。
come back は、「今いるところ」に帰ってくる(戻ってくる)という意味になります。例えば、朝家を出るときに、
“I'll come back at 7:00" と家の人に言う場合などです。
一方、学校や会社など家にいない場合は、
“I'll go back at 7:00" となります。
正直、微妙なニュアンスの違いですので、そこまで気にする必要もないかと思いますが、こういったことを考えることで英語の理解が深まっていくと思います。
羽生選手ですが、現在はカナダに在住などで英語でのコミュニケーションに問題は無いようですが、カナダに渡った当時は英語でとても苦労をしたそうです。
しかし、羽生選手の英語でのインタビューを観ていると、年々上達しており、表現力や語彙力も増えているように思います。スケートだけでなく、英会話の勉強も取り組んでいる羽生選手を改めて凄いなと思いました。
明日のフリーも楽しみです!