どの回答も、とても大切な理由かと思いますが、大切なことは「ゴール」を決めてあげることです。私としては、
といった、「期限」と「具体的な目標」を持っていただきたいと思います。
英語の能力は一朝一夕に身につくものではありません。幼少期に英語の勉強をしても、1年ブランクがあるだけですぐに忘れてしまいます。私は4歳のときに1年だけ英語を習っていたのですが、ローマ字の読み書きはできるようになっており、簡単な会話もできていました(と、母が言っておりました。私の記憶にはありません)。しかし、5歳から8歳まで英語の学習を何もせず、9歳から英語の学習を再開したのですが、会話はおろか、ローマ字すら忘れていました。
英語は、継続し続けることが何より大切です。学校で英語を日常的に触れる機会が生まれるまでは、続けていないと、本当の意味で無駄になってしまいます。
子供は、良くも悪くも飽きっぽい一面があります。親もついつい「英語の力はある程度ついてきたし、もうやめてもいいかしら。中学受験の勉強もさせなきゃいけないし、中学に入ったら英語が必修だし、まいっか。」と、英語の学習を中断させてしまいがちです。
ですから、保護者の方がしっかりとした期限と目標を持っていないと、継続させることは不可能です。子供の脳はびっくりするくらいの吸収力がありますが、不必要と判断されるもの、すなわち、日常生活に登場する頻度の少ないものはどんどん消去されていきます。
せっかく少しずつ積み上げてきた英語の能力をゼロに戻してしまうことは、「なるべくお金をかけずに英語をできるようになってほしい」と願う保護者様からすれば、無視できないことではないでしょうか。